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主力はホイールドレジャーで注文生産し、採石の重力分離に対する重要なパテントをもつ。また、サクション・ドレジャーについても部分的な特許を持っている。
・IHC Holland Parts&Servies:稼働中の浚渫船への予備品の供給とアフターサービスを行い、装置とシステムの可否を判断するノウハウと経験をもち、維持管理と修繕をも行っている
・IHC Holland Engineering:浚渫船の建造に関して、予備設計からコストの見積、製作図、材料購入、建造の監督および操作員の訓練・委託まで行う。
・IHC Systems:浚渫工事における機材および自動化システムの開発から教育並びにアフターサービスまで行う。
・MTI Holland:浚渫方法および浚渫機材の研究・開発
・Training Institute for Dredging-TID:浚渫業務に関する訓練業務を行う。
・IHC Hydrohammer:油圧式杭打ちハンマーの製造/販売
・IHC HandlingSystems:スキッドシステムやパイルクランプの設計、製造
・IHC Lagersmit:シャフトのシーリングとベアリングの製造
・Hydrowega/Hydromeer:油圧システムとクローラー式浚渫機の製造

 

b)IHC Gusto Engineering社
Gusto Engneering社はIHC Calandグループに属する海洋石油構造物と沿岸土木構造物の設計並びにコンサルタント業務を主たる業務とするエンジニアリング会社である。前身はIHC Gusto shipyardの設計部である。そして、そこでは、1970年代、最初にダイナミカリー・ポジションドされたドリル船“Pelican”(Foramer)、セミサブ型パイプ敷設船“VikingPiper”(現McDermottの“LB200”)、最初の2000ton海洋クレーン“Thor”(Heerema)、北海のジャッキアップ掘削リグ“Maersk Explorer”およびシェルExproの“Brent Spar”のような海洋石油工事に対して最も革新的な構造物や掘削機材を建造している。
主たる業務内容は以下の通りである。
・Complete classの認可用設計と建造/改装用設計書の作成業務
・コンサルタント業務
・事業化/エンジニアリング調査業務
・浮体構造物の水理的挙動の研究とモデル実験の管理業務
・製作図の作成業務
・工事監督業務・講負業務の執行業務
また、技術的専門分野並びに実績は以下の通りである。
・ダイナミカリー・ポジションドされた船舶の設計(掘削船:11件)
・ダイナミカト・ポジションドされたおよび従来型の掘削船の設計(従来型:2件)
・ジャッキアップ式掘削用プラットフォームの設計(海洋油田用自航式:4件、掘削バージ:11件)
・ジャッキアップ式建設/宿泊用管理プラットフォームの設計(27件)(写真-2.2.3)
・Positive engagement RackおよびPinion式ジャッキアップシステムの設計
・大能力海洋クレーンの設計(大重量吊り海洋クレーン[能力350〜6,500t]:18件、大重量吊り運搬船体:1件〈写真-2.2.4〉)
・パイプ敷設およびクレーン用船体の設計(写真-2.2.5)

 

 

 

 

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